2011年 09月 06日
カナダのカナの結婚式(その1) |
カナダ生まれでカナダ育ちの、嘉奈(かな)という名前のいとこが結婚するので、バンクーバーに行ってまいりました。メンバーはうちの両親+3兄弟の家族で、総勢12名。そのうち4名は子どもたちです。前々から「おいで」とは言われていたものの、どうも踏ん切りがつかなかった人ばかり。挙式というきっかけに、思い切り背中を押してもらった感じです。
挙式は2日間にかけて行なわれました。新郎はインド系カナダ人でシーク(シク)教の信仰ということで、1日目は寺院で伝統的な挙式で、2日目は西洋風の挙式です。異教徒にも服装のルールがあって、我々男性陣は頭に布切れを被ればいいのですが、女性陣はサリー着用必須という本格的なもの。上の絵のような祭壇にまず礼拝をして、新郎新婦の到着を待ちます。男性と女性が座る場所は祭壇をはさんで左右に分けられていて、儀式が始まってから行き来したりすると、係のおじさんに思いきり睨まれます。こういう絵が描けたのは、ひとえに待ち時間が長かったからですね。
白い衣装に赤いターバンを巻いたのが新郎。Sukhさんといい、日本人的にはスークと読みますが、あちらの人はスックと発音していました。おそろいのグレー(というかいぶし銀)の衣装をまとった親戚・友人たち20人くらいを引き連れて登場したときの存在感は、威圧的とも思えるくらいで、初めて見たときは「どこの王子様と結婚するんだ?」という感じでした。新婦の衣装もすごい煌びやかさ。しばらくすると新婦が登場して儀式が始まります。
この儀式のキモは、新婦側の父親が新郎の肩にかかっていたスカーフを新婦に持たせる…つまり、父親が一緒になることを許す、という点にあるようです。日本で言うところの赤い糸で結ばれた二人は、祭壇の周りを3~4回ほど一緒に歩きます。その動作が、それまでの人生を表しているのか、これからの人生を表しているのかは、ちょっと分かりませんでした。時折あちらの言葉で朗々と詠み上げられる歌の歌詞は、ちゃんとプロジェクターで英語字幕が出ていて感心しました。
式が終わると、新郎新婦の後ろに並んで、後ろからご祝儀を渡します。2人にそれぞれ同じ金額を渡す、というところに夫婦らしさを感じます。その後、参列者全員が礼拝堂のすぐ下にある食堂に移動して昼食。メニューは見事にカレーで、しかもセルフサービスでした。好物ですので、ありがたかったです。
新婦側ではおそらく最大派閥だった、ツナモト家一行の子どもたち。
(大人は人数が多くてめんどくさい上に注文やクレームがうるさそうなので割愛)
【右端】弟の娘。4人の中では最年少で、前歯は下に1本。
【右から2人目】妹の息子。嫌なことがあると「いたい」と泣き叫ぶので、すぐこちらが悪者に。
【左から2人目】うちの長女。いつの間にか歩いてますよ。歯は上に4本、下に2本。
【左端】うちの息子。いちばんのお兄ちゃんで、下の子たちをよく笑わせてくれますが、
同時に怒られ役でもあるという損な役どころ。
おまけ。
「異教徒の子どもがちゃんとできてる」と、あちらの親族に好評だったようです。
これは吹田のばあたんの教育の賜物ですね。
つづきます。
挙式は2日間にかけて行なわれました。新郎はインド系カナダ人でシーク(シク)教の信仰ということで、1日目は寺院で伝統的な挙式で、2日目は西洋風の挙式です。異教徒にも服装のルールがあって、我々男性陣は頭に布切れを被ればいいのですが、女性陣はサリー着用必須という本格的なもの。上の絵のような祭壇にまず礼拝をして、新郎新婦の到着を待ちます。男性と女性が座る場所は祭壇をはさんで左右に分けられていて、儀式が始まってから行き来したりすると、係のおじさんに思いきり睨まれます。こういう絵が描けたのは、ひとえに待ち時間が長かったからですね。
白い衣装に赤いターバンを巻いたのが新郎。Sukhさんといい、日本人的にはスークと読みますが、あちらの人はスックと発音していました。おそろいのグレー(というかいぶし銀)の衣装をまとった親戚・友人たち20人くらいを引き連れて登場したときの存在感は、威圧的とも思えるくらいで、初めて見たときは「どこの王子様と結婚するんだ?」という感じでした。新婦の衣装もすごい煌びやかさ。しばらくすると新婦が登場して儀式が始まります。
この儀式のキモは、新婦側の父親が新郎の肩にかかっていたスカーフを新婦に持たせる…つまり、父親が一緒になることを許す、という点にあるようです。日本で言うところの赤い糸で結ばれた二人は、祭壇の周りを3~4回ほど一緒に歩きます。その動作が、それまでの人生を表しているのか、これからの人生を表しているのかは、ちょっと分かりませんでした。時折あちらの言葉で朗々と詠み上げられる歌の歌詞は、ちゃんとプロジェクターで英語字幕が出ていて感心しました。
式が終わると、新郎新婦の後ろに並んで、後ろからご祝儀を渡します。2人にそれぞれ同じ金額を渡す、というところに夫婦らしさを感じます。その後、参列者全員が礼拝堂のすぐ下にある食堂に移動して昼食。メニューは見事にカレーで、しかもセルフサービスでした。好物ですので、ありがたかったです。
新婦側ではおそらく最大派閥だった、ツナモト家一行の子どもたち。
(大人は人数が多くてめんどくさい上に注文やクレームがうるさそうなので割愛)
【右端】弟の娘。4人の中では最年少で、前歯は下に1本。
【右から2人目】妹の息子。嫌なことがあると「いたい」と泣き叫ぶので、すぐこちらが悪者に。
【左から2人目】うちの長女。いつの間にか歩いてますよ。歯は上に4本、下に2本。
【左端】うちの息子。いちばんのお兄ちゃんで、下の子たちをよく笑わせてくれますが、
同時に怒られ役でもあるという損な役どころ。
おまけ。
「異教徒の子どもがちゃんとできてる」と、あちらの親族に好評だったようです。
これは吹田のばあたんの教育の賜物ですね。
つづきます。
by tsuna_moto
| 2011-09-06 07:40
| ひと