2011年 06月 17日
もどりました |
宮古市での4泊5日の日程を無事に終え、少し日焼けして尼崎に帰ってきました。留守の間に何件かご迷惑をおかけしてしまい、対応に追われて今日に至っています。
今回は、関西からまる1ヶ月現地に滞在していた、東朋冶さんに誘っていただいての派遣でした。彼がどんな仕事をしているかは、全国商店街支援センターのレポートか、氏のブログをご覧ください。こんな仕事を請け負って、地元の人々をつないで前へ進むことのできる人は、日本全国を見回しても彼以外にいません。僕たちの「お手伝い」は、彼が作ってくれた人脈の中で、イベントを手伝うという、ただそれだけのことでした。
商店主や岩手県災害ボランティアとして働いていた地元の若者、高校生バンドの女の子たちなど、出会った人たちはみんな前向きで明るくて、心が洗われるというのはこういうことかと思いました。一緒に行った復興マネージャーのみなさんとはほとんどの時間で行動を共にしたので、さながら強化合宿のよう。それはそれは仲良くなって帰ってきました。同業の先輩から商業施設の販促をしている人、水害の経験からまちの復興に関わっている人など、それぞれに専門の分野でひた走っている方々で、仕事の仕方からコミュニケーションのとり方まで刺激を受けることばかり。毎日早起きして、体を動かして、晩は壁に津波の跡が残る居酒屋で地元産の海産物を食べて、飲んで、じつに充実した滞在でした。
そうそう。宮古のまちはホテルにも泊まれるし飲食店も続々と営業を再開しているので、ほぼ普通に過ごせます。毎年100万人が来る観光地・浄土ヶ浜の再開は7月の予定だそうですが、海産物も少しずつ流通し始めていて、特にホヤとウニは抜群の鮮度。どちらかというと苦手だった、音痴の僕でも旨いと思いましたが、地元の方によると「夜のホヤはダメ」だそうで。商店街の理事長によると味わうなら午前中がベストなんだそうですが、それじゃ飲めないじゃない、と突っ込んだら笑っていました。
最終日の朝、宮古漁港のある愛宕地区をひとりで歩きました。平野部の9割以上が全壊じゃないか、という地区が、ホテルから歩いて数百メートルの距離にあるのです。今回、絵描きの自分は関西に置いていったつもりでしたが、その光景をきちんと自分の中に取り込んでおきたいと思って、漁協のある高台から地区全体を描きました。関西に戻ったら、こっちは夢なんじゃないかと思うほど何も起きてないし、眠ればあの風景が毎晩夢に出てくるしで、それなりに影響を受けたようです。
今回は、関西からまる1ヶ月現地に滞在していた、東朋冶さんに誘っていただいての派遣でした。彼がどんな仕事をしているかは、全国商店街支援センターのレポートか、氏のブログをご覧ください。こんな仕事を請け負って、地元の人々をつないで前へ進むことのできる人は、日本全国を見回しても彼以外にいません。僕たちの「お手伝い」は、彼が作ってくれた人脈の中で、イベントを手伝うという、ただそれだけのことでした。
商店主や岩手県災害ボランティアとして働いていた地元の若者、高校生バンドの女の子たちなど、出会った人たちはみんな前向きで明るくて、心が洗われるというのはこういうことかと思いました。一緒に行った復興マネージャーのみなさんとはほとんどの時間で行動を共にしたので、さながら強化合宿のよう。それはそれは仲良くなって帰ってきました。同業の先輩から商業施設の販促をしている人、水害の経験からまちの復興に関わっている人など、それぞれに専門の分野でひた走っている方々で、仕事の仕方からコミュニケーションのとり方まで刺激を受けることばかり。毎日早起きして、体を動かして、晩は壁に津波の跡が残る居酒屋で地元産の海産物を食べて、飲んで、じつに充実した滞在でした。
そうそう。宮古のまちはホテルにも泊まれるし飲食店も続々と営業を再開しているので、ほぼ普通に過ごせます。毎年100万人が来る観光地・浄土ヶ浜の再開は7月の予定だそうですが、海産物も少しずつ流通し始めていて、特にホヤとウニは抜群の鮮度。どちらかというと苦手だった、音痴の僕でも旨いと思いましたが、地元の方によると「夜のホヤはダメ」だそうで。商店街の理事長によると味わうなら午前中がベストなんだそうですが、それじゃ飲めないじゃない、と突っ込んだら笑っていました。
最終日の朝、宮古漁港のある愛宕地区をひとりで歩きました。平野部の9割以上が全壊じゃないか、という地区が、ホテルから歩いて数百メートルの距離にあるのです。今回、絵描きの自分は関西に置いていったつもりでしたが、その光景をきちんと自分の中に取り込んでおきたいと思って、漁協のある高台から地区全体を描きました。関西に戻ったら、こっちは夢なんじゃないかと思うほど何も起きてないし、眠ればあの風景が毎晩夢に出てくるしで、それなりに影響を受けたようです。
by tsuna_moto
| 2011-06-17 01:36
| 震災