2011年 01月 11日
通信使絵本の経過 |
遅ればせながらではありますが、あけましておめでとうございます。
ここ最近は遅々として進んでいなかった通信使の絵本を描く、もしくは描こうと努力する、しかしやっぱり進まないという日々を送っていて、エントリから遠ざかっていました。年末の帰省も正月ムードにあまり飲まれまいと、妻子より遅らせてみたりと地味な抵抗をしてみたり。この原稿、柏山さんとの何度目かの約束では昨年末の締め切りでしたが、やっぱり終わらず。まだちまちまと作業を続ける毎日です。
上の絵は、厳原を出港する通信使一行を山の上から望む、という内容。本州に上陸することなく対馬で引き返した文化8年の最後の通信使を説明するところで登場する絵です。この絵に限らず、何をどう描くか、というのは常に心がけることですが、そこに時代考証も織り込まなければならないのが難しいところです。これを描くにあたっては、以前取材でお世話になった対馬の橘さんに協力を仰ぎました。「最後の通信使が来た季節っていつでしたっけ?」と尋ねたら、すぐに当時の記録「對馬日記」に関する資料を送ってくださいました。歴史のつながりを実感せずにいられません。
以下、描きかけの絵たち。色鉛筆+絵の具で描いています。
下蒲刈の饗応料理
通信使ご一行様
壬辰倭乱
江戸幕府の4つの外交
by tsuna_moto
| 2011-01-11 01:28
| 作業中